このブログの開設前にニコニコのブロマガで公開したものです。
ミニ四駆ジャパンカップ2015仙台大会 準々決勝進出マシン セッティング:HISHOのクリエティ部 – ブロマガ
東京大会1落選したのでちょっと加筆修正してこっちでも書きます。

子供の頃からの小さな夢だったジャパンカップに出場したら予選突破したので公開します。
これを丸パクリすればハイパーダッシュサーキットで大体40秒フラット、準々決勝5週目でプラウドマウンテン後のバンク頂上付近でコースアウトするくらいのマシンになります。
準々決勝の5週目時点ではモヒカンストレート通過済みで離された2位でした。
セッティング概要
シャーシ | AR |
モーター | LD |
電池 | ネオチャンプ |
ギヤ比 | 3.7:1 |
軸受け | 車軸、カンターギヤ共に620 |
フロントローラー | 19mmオールアルミ |
リアローラー | 19mmプラリン |
タイヤ | 26mm 中径ローハイト 無加工 |
制振 | ヒクオ、東北ダンパーっぽい何か |
ブレーキ | フロント:なし リア:5mm(スプリング付き) |
重量 | 電池なし:150g 電池あり:186g |
重量バランス | フロント:80g リア:106g(電池あり) |
ボディ | アバンテJr.のポリカボディ |
フロント周り


FM化しているのでリアステー用の穴からリア用カーボンステー(金ラメ)でベースを作った後にクリアボディの切れ端とテープでスラストをつけています。
スラストは何度ついているかはわかりませんが、3レーンのレーンチェンジでコースアウトしない程度につけていればいいと思います。
ローラーは19mmオールアルミ、スタビは大径スタビヘッドセットの17mm。ビスはキャップスクリューの30mm。
スライドダンパーの硬さは当日ピットに入れてもらった部長の友達のカツいマシンの硬さと同じくらいにしました。
バンクとモヒカンストレートでの減速を防ぐためアンダーカバーやブレーキはなしです。
リア周り
リアはフロント程強度は不要なので(カーボン売ってないし高いので)FRPベースの上にスライドダンパーを付けています。
ローラーは19mmプラリン、地上から下段10mmくらい、上段35mmくらい。キャップスクリュー30mm使用です。
ブレーキはFRPブレーキ5mmでスプリングを入れて着地時の衝撃を和らげています。
制振

ヒクオの打ちつけ部分はモーターのやや後ろ。壊れると面倒なので削りは最小限に留めています。マスダンパーは吊下げ式。
↓こういう感じのヒクオセッティングとの違いはよくわかりません。高さ調整しやすいので吊下げ式にしています。

リアの制振は東北ダンパーもどき、FRPブレーキに打ちつけています。
↓の純正東北ダンパーは縦方向の稼働域を制限する何かがないと、プラウドマウンテンの着地衝撃で結構外れます。

足回り
前後ともフルカウル20年記念のかっこいい中径ホイール・タイヤのリア用を無加工で使用。26mmでノーマルとハードの中間くらいの硬さな気がします。
6mmのスペーサーを入れてトレッドは90mmです。シャフトは72mm強化ブラックシャフト。「まあ曲がってねえな」くらいの選別はしてます。
駆動系

3.7:1のギヤ比にクラウンギアはカーボン、中空プロペラシャフト。
クラウンギヤとスパーギヤの間に1.4mmのスペーサーを入れています。カウンターギヤには620ボールベアリングです。
抵抗抜きとか難しいことはしてません。
ARは駆動音静かすぎるとトルク抜けしているというネットで噂。
FM化する際にスイッチ付近のAパーツを切断する必要があるため、スイッチOFFの低回転時にプロペラシャフトのが浮き上がってうるさくもなります。
ピニオンギヤは紫が付いていますが、レギュ違反です。(ブロマガのコメントで教えてもらいました。)
ARは黒のカーボンピニオンのみ可です。
その他

左右の重量バランス調整のため、マスダンパーを付けています。なるべく低い位置につけます。ダサいです。死にます。
シャーシはある程度(適当に)しならせるためにある程度(適当に)肉抜きをしています。
ハイパーダッシュサーキット対策

プラウドマウンテン
節度あるスピードで真っ直ぐ飛ばす。
これに尽きます。
安定を狙うならハーフストレートの端、予選突破するスピードが欲しいならバンクの登り初め、優勝狙いやチャンピオンズならバンク中腹まで飛ばす必要があると思います。
①スピードの調整
当日のスピードを見てあとは勘です。
このセットではバンクの登り始めに着地していました。
プラウドマウンテン登り始めを至近距離から10レースくらい凝視していましたが、ブレーキはあまり効かないっぽかったので、当初の黒ブレーキは外して、さらにリアFRPの高さを上げました。
ブレーキの効かない理由は5レーンの材質なのか、スロープの角度なのか、路面の汚れなのかはわかりません。
②真っ直ぐ飛ばす

・前後ローラー縦幅を160mmに
レギュの全長は165mmなのでブレーキのセッティングは結構シビアになります。
・タイヤ横幅を90mmに
内側から620ベアリング→ベアリングワッシャー→6mmスペイサー→リア用ホイール。
シャフト貫通はできなくなるので、なるべく外さないようにします。
・ホイールベースが長いシャーシを選ぶ
SXX=SX(84mm)>AR(82mm)>MA=MS=S2=VS(80mm)
当初はSXXでいく予定でしたが、間違ってSX買ってやる気なくした上に今更触ったことのないシャーシで組むのが面倒で面倒で面倒面倒面倒、超面倒だったのでARにしました。
基本ですが左右のローラー幅は105mmです。
スライドダンパーは真っ直ぐ飛ばすのに効果があると思います。
頂上の繋ぎ目で下手にブレーキを効かせると発射姿勢が傾く気もします。
③低く飛ばす
まず低重心にします。車高は1mmです。
FM化するとトルクのないリアタイヤが最後にグリップするので低く飛びます。(多分)
④制振
立体コースでセッティングしたことのある人なら大丈夫です。
あと注意として、着地時はピン打ちしたリアローラーがずれるくらいの衝撃があるのでリアのピン打ちは危険かもしれません。
モヒカンストレート
フロントステーを高くします。
車高は気にしません。
モヒカンが高さ5mmなので、以下のように考えました。
車高1mm〜5mm → タイヤ浮く
車高5.1mm以上 → タイヤ浮かない
というわけでモヒカン入り始めの端でガッ!ってならなければそれで良いと考えました。
(実際は逆走防止の段差があるので、ガッ!ってなりません。)
イメージ的には↓の感じです。バンクを減速せずに抜ける対策にもなっています。

グラインドバンク・デジタルバンク
ブレーキつけない。そしてスラダン。
プラウドマウンテン着地後にバンクを登れないマシンが相当いました。
デジタルバンクのスラダンは「なんか抜けが早い気がするなあ」くらいしかわかりませんでしたが、先駆者の研究成果を信用します。
他セクションは特に考えませんでした。
といわけで、9割はプラウドマウンテン対策になります。
参考になれば幸いです。
おまけ
仙台大会1回戦20レース分の1位通過タイムと完走率
〜38.00 1
38.01〜39.00 1
39.01〜39.50 2
39.51〜40.00 3
40.01〜40.50 0
40.51〜41.00 1
41.01〜41.50 0
41.41〜42.00 0
42.01〜 8
完走0 4
完走率 32/100 32%
2回戦。2コースの青いマシンです。
この記事を公開したら
ブロマガでこんなコメントがつきました。
FMARの利点と採用理由は分かります。しかし極端にワイドトレッド化し過ぎではないでしょうか?
これなら普通に72mmシャフトにスペーサーを噛ませてX系シャーシと同様のトレッドにしておけば、ある程度の直進安定性は確保出来ると思います。90mmは著しくコーナー速度が低下しそうな気がしてなりません。どうなんでしょう?
攻略セッティングじゃねーよ!
こういうセッティングにしたら結構安定してて40秒で走れたってセッティングだよ!
何だこのアニメアイコンキモオタは!死ね!
こんな感じで怒り狂って部長に八つ当たりしていました。
(´∀`)てへ
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